シャンプーの仕方

あなたは正しいシャンプーの仕方を誰かに聞いたことがありますか?今されている洗い方はTVやWebサイトで紹介されていた、美容師が教えてくれた、もしかしたら子供の頃母親に言われたとおりにやっている、という方もいるかもしれません。改めて見直してみると、思っていたのと違うかもしれません。ぜひ「髪がキレイになっていくシャンプーの仕方」で洗ってみてください。

ポイントは3つ

1,何で洗うかがポイント、正しいシャンプー剤を選ぶこと
2,シャンプー剤をつける前までの工程が実は一番大事!
3,頭皮を意識してキレイにすること、傷つけない、乾燥させない、全ては頭皮ケアのためのシャンプー

これらを意識して、シャンプーの工程をご説明します。

【シャンプー選び】

・主成分と保湿効果が高いシャンプーを選ぶ

まずシャンプーは頭皮をキレイにすることが目的です。頭皮環境を考えたシャンプーを使っていると、毎日の積み重ねで頭皮が整い、髪がキレイになっていきます。頭皮環境を自己判断し、間違ったシャンプーを使っていると、毎日のシャンプーは逆効果になってしまします。年齢とともにお肌が乾燥しやすくなるのと同じく、頭皮も皮膚なので水分量が減っていきます。乾燥した頭皮に洗浄力が高いシャンプーを使ってしまうとさらに乾燥し、その乾燥により皮脂量が増え、酸化した皮脂が頭皮環境を悪化させ、ひどくなると赤く炎症が出てきます。この、実は乾燥しているのに過剰皮脂によりベタつく、という状態を感じたときに洗浄力の強いシャンプーを選んでしまいやすいのですが、これは逆効果です。皮脂を取り除くとそこには乾燥した皮膚があるという現状は変わらず、それを繰り返すとさらに頭皮環境がどんどん悪くなってしまします。そのようなことがないように、自分の時間ではオリジナルのシャンプーを開発いたしました。よろしければ、是非使ってみてください。

【ブラッシング】

まず髪の絡まりをといたり、頭皮や髪表面についた汚れを浮かしたりするために、乾いた状態で髪をとかしていきます。ブラッシングをするときは毛先から丁寧にとかしていき、切れ毛・抜け毛にならないように絡まりを無理に引っ張ったりしてはいけません。髪の絡まりがとけてから、頭皮・根元から地肌をとかしていきます。このとき頭皮を傷めないように根元の硬いブラシは避け、クッションブラシや先の丸くなっている頭皮マッサージ用ブラシの使用をお勧めします。

【予洗い】

注目!実はこの工程がシャンプーでは一番大事になります!

予洗いは「髪を濡らす」のではなく「お湯で頭皮と髪を洗う」が正解で、ここで7~8割の汚れを落とす、もっとも大事な工程です。やり方はシャワーで頭皮までお湯を通し、流しながら指の腹で2~3分かけてもみ洗いしていきます。この時のお湯の温度もポイントです、理想は36~38℃ちょっとぬるめです。このぬるめが頭皮を乾燥させず、熱に弱い髪を守る秘訣です。お湯の温度にも気をつけて洗いましょう。ここでしっかり汚れを落としておくと、シャンプーの量が少なくても泡立ちが良くなり洗いやすくなります。

【洗う】

シャンプー剤を手に取りなじませ、髪と頭皮に付けて、泡立てていきます。手を大きく動かすと空気が入りいい泡が立ちます、泡立ちが悪いと髪が絡まりやすくなりますので気をつけましょう。泡立ったら洗っていきます。このとき髪ではなく頭皮を洗っていきます。指の腹を頭皮にセットして毛流れに逆らうように生え際から頭頂部(頭のてっぺん)に向かって手左右に細かく振るように動かして、頭皮を洗っていきます。頭皮の硬さを感じる場合は、揉むように洗うもみ洗いをしても良いです。できるだけ摩擦のかからないように洗いながら、全体的にスッキリと、洗い残しなく洗えれば良いです。

【流し】

5分ほどかけるつもりでしっかり流します。特に襟足、耳後ろは流し残しの多い場所なのでシャワーを近づけて流すことをお勧めします。毛量の多い方でもシャワーの水圧で毛が浮くので、襟足の毛の重なりが多い部分も水圧で浮いた部分に空いている方の手で地肌を軽くこすりながら流すとキレイに洗い流せます。ここではとにかく良く流すことが大事です。

【トリートメント】

一般的なトリートメントは「毛髪用」なので毛先に付けて頭皮に付けてはいけません。一方、頭皮用トリートメントであれば頭皮から付けてください。キレイな髪の為に自分の時間では頭皮ケアのできる頭皮用トリートメントを使うことをお勧めします。

毛先が絡んでいる場合、無理に指を通さずに揉み込むようにトリートメントを付けます。数分おくと浸透してしなやかになりますので、絡まりはその際に目の粗いくしで毛先から丁寧にとかすか、流しながら指を通してほどくようにしてください。トリートメントは髪の内側に浸透しますので表面は流していただいても効果があります。きしみすぎない程度にお流ししてください。

【タオルドライ】

タオルで拭くときは、まず頭皮の水分をとるように拭き始めます。頭皮・根元の水分が拭き取れたら毛先をタオルに挟んで優しく水分をとっていきます。濡れた髪は弱いのでガシガシ拭いてしまうと、タオルの摩擦でキューティクルが剥がれてしまいます。毎日のことなので小さなダメージも積み重ねると大きく傷んでしまします、最後まで丁寧に。毛先が長くてタオルドライが面倒な方は、タオルキャップや吸水性のよいタオルを巻いて、ドライヤーをかける前までに水分をとるようにしましょう。タオルドライでドライラーをかける時間を減らすのもダメージを軽減させます。

注意!濡れたまま寝てしまうのは絶対にNGです。自然乾燥は髪にも頭皮にも良くなく、特に頭皮には雑菌が増えやすくなり頭皮環境が乱れ、臭いや炎症の原因となります。

おまけに…ドライヤーは高性能ドライヤーを使うことをお勧めいたします。頭皮も髪も乾かしすぎることなくきれいに仕上がります。毎日使うものですので、いいものを選んでもらいたいと思います。